関西電力高浜原発にMOX燃料が到着 フランスから輸送船、プルサーマル発電用

2022年11月22日 午後7時50分 福井新聞 WEB

img_60429055d3a076911853934688c8b748379973.jpg関西電力高浜原発3号機(加圧水型軽水炉、出力87万キロワット)でプルサーマル発電に使用する予定のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料16体を載せたフランスからの輸送船が11月22日、福井県高浜町田ノ浦の同原発に到着した。高浜原発へのMOX燃料搬入は2022年11月以来で、東京電力福島第1原発の事故前を含め5回目。

 9月にフランスの港を出港した輸送船は、22日午前7時ごろ到着し、関電や協力会社の社員計約130人が受け入れ作業に当たった。同11時半ごろから大型クレーンでMOX燃料が入った全長6・2メートル、直径2・5メートル、重さ108トンの輸送容器のつり上げを開始。運搬用の車両に移し、放射線量を測定した。

関電は装荷時期は未定としている。3、4号機にはこれまで計64体のMOX燃料を搬入。営業運転中の3号機では24体の使用を終えており、現在は4体を装荷し稼働している。4号機では20体の使用を終え、現在は16体を装荷。順調に進めば12月1日に営業運転に入る。

 国内でプルサーマル発電を行っているのは高浜3、4号機、九州電力玄海原発3号機(佐賀県)、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)の4基のみ。2021年末現在、国内外に保有するプルトニウムが約45・8トンあるのに対し、年間消費量は最大約2トンにとどまっている。

青森県六ケ所村で日本原燃が建設している使用済み核燃料再処理工場は、今年9月に26回目の完成延期が決まった。当初の1997年完成予定から25年遅れている上に、操業のめどはたっていない。

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